1対1で会話をする時に、うまく会話を続けるテクニックをご紹介します。もちろん、今日からすぐ使えるように作ってあります。
非常に会話が苦手だった過去

私自身、人見知りをする方で中々初対面の方と会話する時は困るタイプでした。
幼少期の頃は虐められていた事や、高校時代に鬱からくる対人恐怖症があった事から、過去の自分に教えてあげたい知識として今回このテーマを取り上げました。
克服する為に、大学時代は無理矢理サービス業のバイトばかりやっていました。
そんな荒療治を続けていましたが、本当に克服できたタイミングは、対話というものの構造をロジックで理解してからでした。
回り道の荒療治ではなく、最初から知っていたらもっと楽に生きられたと思います。
当時困っていた事
当時はこんな事に困っていました。
❌相手の言おうとする事が中々汲み取れない
❌中々相手と仲良くなれない
❌自分の話を聞いてもらえない
❌相手の気持ちが理解できない
❌すぐに話題が途切れて、相手が黙ってしまう
皆さんもこの様な困った経験をしたことはありませんか?
解決しようにも、その原因がイマイチ良く分からなければ解決する事が出来ないですよね。
これを解決するには、対話の枠組みについて知る事が必要です。
対話の枠組みを知ると得られる体験

対話の枠組みを知ると
✅相手と早く打ち解ける方法が分かる
✅相手の話を今までより引き出す事ができる
✅話を引き出せるので、相手の考えを理解するのが早くなる
✅相手に会話上の安心感を与える事ができる
✅結果、相手と仲良くなる事が簡単になる
こんな体験をプレゼントできる情報になると思います。
対話の枠組みとは
簡単にこの様な図で説明します。
専門用語が並ぶと分かりにくいので、正確な解釈ではないですが分かりやすく言葉を置き換えてます。
「相手を尊重し、知ろうとする振る舞いをする」
🔽
「信頼形成が行われる」(ラポールを築くといいます)
🔽
「自分の話を聞いてもらえる」(会話の目的に向かう)
簡単に言うと、対話はこんな枠組みをしています。
そして、信頼関係は1度築けばOKというものではなく、すぐ揺らぎます。
なので、「相手への尊重」と「信頼形成」は行ったり来たりします。
大事なポイントは太線にしてありますので、そこだけ掴んでもらえればOKです。
今回は、この「ラポール(信頼関係)」を手に入れるためのノウハウをお伝えしていきます。
ラポールを手に入れるとどうなる?
対話相手に対して、きちんとラポールを築くことが出来れば以下の様な気持ちを抱いて貰えます。
✅私の事を見てくれている
✅私の話を聞いてくれている
✅私の事を分かってくれている
この状態に持っていく事で、相手から話を引き出せます。
相手から話を引き出せると、相手の価値観を知る事が出来ます。
相手の価値観に合わせて、会話の目的である話を伝えると、受け入れて貰えやすくなります。
今日から使えるラポール獲得の仕方

今日から即実践出来る様に、噛み砕いてお伝えします。
先ほどお見せした図の、「ペーシング(尊重する振る舞い)」を行うための方法がこれです。
具体的には、この2点を実践して下さい。
●相手を良く観察して、相手に自分を合わせる
観察する項目は以下の通りです。
✅相手の顎の位置
✅目の開き具合と口角
✅上半身の傾きと、手の位置
✅足の開き具合
✅(中級者向け)呼吸のペース
✅(上級者向け)まばたきのペース
ここで最大級に重要なのは、あくまで相手を尊重する振る舞い、という事です。
むやみやたらに猿真似する事とは違います。
相手が話をしやすくする雰囲気作りの為にやるのだ、という事です。
そのコツとしては
①相手より遅らせてやる
②完全コピーするのではなく、動作を寄せる程度でOK
③相手の話すスピードや声のトーンに合わせれば、呼吸のペースは合わせやすい
④相手が違和感を感じている様子なら、すぐやめる
(話しやすくする雰囲気作りに逆効果なので)
まばたきのペースまで合わせられたら、それはもうコーチングのプロレベルなので、そこは気にしなくて大丈夫です。
こだわる方は挑戦してみて下さい。ただ、一番大事なのは相手を尊重する気持ちです。
●相手の使った「単語」をそのまま使う
相手の使った単語を、似た意味の別の単語に置き換えて使うことは避ける事をオススメします。
会話相手の価値観では、それが一番しっくり来る単語を選んで使っているからです。
置き換えを行うことは、相手への尊重ではなく、自分を優先する行為なので信頼関係を築く事から遠のきます。
具体例を上げてみます。
(悪い例)
・相手「あの映画、興奮したよね」
・私「そうだね、テンション上がったね」
(良い例)
・相手「あの映画、興奮したよね」
・私「そうだね、興奮したね」
こんな感じです。ちょっとニュアンスが違ってくるのが分かりますでしょうか。
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したテクニックは、専門用語で言う所の何なのか?という事だけ最後にお伝えします。
ペーシングの手法として、ミラーリング、マッチング、バックトラッキングという方法を、出来るだけ噛み砕いてご紹介しました。
より専門的な知識をお求めの方は、上記の単語をGoogle検索してみるとすぐ出てくると思います。
本日の情報があなたのお役に立てれば幸いです。
コメント
[…] いと無意識で感じ取っていると考えられます。(ミラーリングについての詳しい説明記事はこちら)つまり、同じ動作を取る事でミラーリングが発生しているならば、「シーシャを吸う」 […]
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